位牌とは⑧ お位牌の部品の意味

お位牌が一般的に使用されるようになったのは、江戸時代とされています。

札位牌の部品には意味があります。

お寺の本堂正面には『須弥壇』という台があって、その上には本尊を始め、仏像群が祀られています。
須弥壇は須弥山(しゅみせん-古代インドの世界観の中で中心にそびえる山)を型どったとされ、
仏堂内で仏像群や厨子(ずし),宮殿(くうでん)などを安置し荘厳(しようごん)する壇です。

お位牌の中段部分は、この須弥壇を模しています。
お仏壇も内部の仏を祀る壇は『須弥壇』と呼びます。
札位牌の蓮華は仏像の蓮華座と同じとされ、仏さまと同様という意味があるそうです。

中には蓮華の無いお位牌がありますが、こういった意味を考えると大事な故人のお位牌は、
なるべく良いものをご用意したいですね。