お位牌とは⑨ ~お位牌の戒名の仕組み

戒名には種類とランクがあり、子供の戒名にも年齢によって違ってきます。
宗派によって梵字を使用する場合もあれば、使用する文字も違います。

まず院号ですが、院号にも種類とランクがあります。

院殿>院>軒>庵

『院殿』や『院』は、天皇が退位した後に住んだ屋敷を表し
『軒』は建物を意味し、『庵』は、いおりを表現しています。

昔は院号などの位が高い戒名は、故人の生前の貢献に対して、お寺様の方から授けていただけるものでした。
現在の『院』はお布施により、つけていただくことが可能です。

院号の下二文字は道号というもので、道号に使われる文字は
①故人と縁のある文字
②自然、天文、気象、植物、事物などを使用します。

道号の下二文字が戒名です。
①生前の名前から1字をとって付ける
②経文などから由緒ある漢字を選ぶ

最後の位号にも種類とランクがあり、以下の通りになります。(カッコ内は女性の位号)

大居士(清大姉)>居士(大姉)>信士(信女)

ご先祖の戒名に院号がついている場合は、子孫にも同じように院号を付ける場合が多いです。

戒名の注意点として、
ご先祖様に院号がついておらず、特定の子孫にのみ院号を付けるというのは(故人の生前の貢献度にもよりますが)あまりよくないとされています。
もちろんご夫婦で、男性の方に院号がついていないのに、女性のみに院号をつけることはまずありません。

宗派によっては、実はその後も色々な面で左右される『院号』や『戒名』
ご家族が亡くなってから慌てるよりも、生前整理や終活で専門家にご相談してみてはいかがでしょうか?

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